お役立ちコラム

定期購読と広告管理をクラウドで一元化|Accessからの移行事例

Accessで運用していた定期購読と広告管理をクラウドへ移行。会員管理・販売管理・freee会計を一元化し、更新業務や売上管理を効率化した事例をご紹介します。

定期購読と広告管理をクラウドで一元化

週刊の出版物を発行するお客様では、有料会員への定期購読管理と広告掲載管理を、外部に依頼して開発した独自のAccessシステムで運用していました。今回は、そのAccessシステムをクラウド化し、会員管理・販売管理・顧客管理・freee会計連携までを一元化した事例をご紹介します。

Accessでの運用に限界を感じていた

長年利用してきたAccessシステムでしたが、業務の拡大とともにさまざまな課題が表面化していました。

Accessシステムで抱えていた課題
・ 動作が重く、処理に時間がかかる
・ 社内イントラネット内でしか利用できない
・ 複数人が同時に利用するとエラーが発生する
・ 機能追加や改修のたびに外部委託が必要でコストがかかる

「今のシステムをこのまま使い続けるべきか」というタイミングで、クラウド型への移行を検討されました。

定期購読の更新業務を効率化

このシステムで最も重要な業務が、有料会員の定期購読管理です。会員には複数の会員種別があり、それぞれの購読期限を管理しています。購読期限が近づくと、更新対象者の抽出・更新案内・更新状況の確認・フォローという一連の作業が発生します。

iToneでは、更新が確定した会員について一覧から受注データを一括生成し、そのまま請求書を作成できるようにしました。毎年繰り返し発生する更新業務を効率化し、担当者の負担を大きく軽減しています。

定期購読更新業務のフロー 更新対象抽出→更新案内→入金確認→売上・請求の流れ ① 更新対象抽出 期限切れ会員を 自動リストアップ ② 更新案内 対象者へ案内送付 フォロー管理 ③ 入金確認 入金状況を確認 未入金者をフォロー ④ 売上・請求 受注一括生成 請求書作成・freee連携 ✅ 毎年繰り返す更新業務をiToneで一気通貫に管理
💡 定期購読の更新管理はiToneの定期管理機能を活用しています。更新対象者の抽出から受注一括生成・請求書作成までをシステム上で完結できます。

広告管理はExcelをそのまま活用

広告掲載の管理については、長年利用してきたExcelでの運用が現場に定着していました。広告枠や掲載位置など業界特有の管理内容が多く、現場ではExcelが最も使いやすい状況でした。

そこで、広告管理を無理にシステムへ置き換えるのではなく、現場の運用をそのまま活かす方針をとりました。ExcelからCSVで出力した広告データをiToneの受注へ一括取り込みできる仕組みを構築しています。

現場(広告管理)
これまでどおりExcelで広告枠・掲載位置を管理
iTone(販売管理)
CSVで一括取り込み → 受注データとして一元管理

現場の使い慣れた運用を変えることなく、販売管理での一元管理を実現しています。

Excel広告管理からiToneへの取込フロー Excelで広告枠を管理しCSV出力、iToneへ一括取込するフロー Excel 広告枠・掲載位置 掲載金額・代理店 を一覧で管理 CSV 出力 CSVファイル 広告受注データ 一括 取込 iToneセールス 受注データとして登録 会員売上と合わせて 一元管理 ✅ 現場はExcelをそのまま使いながら販売管理で一元管理

会員売上と広告売上を一元管理

以前は会員の売上と広告の売上が別々に管理されていたため、会社全体の売上を把握するには都度集計作業が必要でした。

iToneでは、更新業務から作成される受注データとExcelから取り込まれる広告受注データを同じ販売管理で管理します。その結果、会員売上・広告売上・売上推移・商品別売上などを一つの集計レポートで確認できるようになりました。

一元管理で確認できるようになった集計内容
✅ 会員売上 ✅ 広告売上 ✅ 売上推移 ✅ 商品別売上

会社全体の売上状況がリアルタイムで把握できるようになり、経営判断にも活用できる仕組みとなっています。

会員売上・広告売上 一元管理レポートイメージ 会員売上と広告売上を一つのレポートで確認できるイメージ図 売上集計レポート(サンプル) 会員売上合計 4,820,000円 広告売上合計 3,150,000円 売上合計 7,970,000円 月別売上推移 4月 5月 6月 7月 8月 9月 会員売上 広告売上 商品別売上 個人会員 80% 法人会員 60% 広告(表紙) 70% 広告(本文) 40% ※ サンプルデータです

顧客管理も大幅に強化

今回のシステムでは、販売管理だけでなく顧客管理機能も充実させました。顧客には一般会員・法人・図書館などの公共機関といったさまざまな属性があり、それぞれに応じた管理ができるようにしています。

顧客管理で記録・把握できるようになったこと
✅ 顧客との対応履歴・問い合わせ内容・フォロー状況
✅ 提出先に応じた複数種類の見積書の作成
✅ 会員数の推移・会員属性の把握

顧客との関係を継続的に管理できるようになり、フォローのタイミングや対応品質の向上にもつながっています。

顧客管理画面イメージ 顧客属性・特記事項・購買履歴を管理する画面のイメージ図 顧客管理(サンプル) 顧客情報 顧客名 〇〇図書館 顧客区分 公共機関 会員種別 法人会員 購読期限 2026年3月31日 フォロー状況 案内送付済 担当者 山田 太郎 特記事項・備考 見積作成時の注意 請求書は必ず2部印刷。 宛名は「館長宛」と 「担当者宛」の2通。 支払条件 請求月翌月末払い。 振込のみ対応。 その他メモ 年度更新は3月に案内。 担当者が毎年変わるため 引継ぎ確認が必要。 購買・見積履歴 2026年度 年間購読(法人) ¥48,000 2025年度 年間購読(法人) ¥48,000 見積書 複数部購読プラン 提出済 累計取引金額 ¥240,000 ※ サンプルデータです

freee会計との連携で販売管理と会計を一体化

請求データはfreee会計へ連携し、会計データを自動作成しています。販売管理と会計がつながることで、二重入力の削減・入力ミスの防止・会計処理の効率化を実現しました。受注から請求、会計までを一連の流れで処理できるようになり、日々の業務負担を大きく軽減しています。

iToneセールスとfreee会計の販売会計一体運用 左のiToneセールスから右のfreee会計へ自動連携する販売会計一体運用の図 iToneセールス 受注管理 売上管理 請求書作成 入金管理 顧客管理 自動連携 二重入力不要 freee会計 売上仕訳の自動作成 入金消込 損益管理 決算・申告対応 販売管理と会計を一体で運用。受注から会計まで一気通貫。
💡 iToneセールスはfreee会計との連携を前提に設計されており、販売管理と会計の一体運用が可能です。受注・売上・請求データがfreee会計へ自動連携されるため、経理側での手入力作業が大幅に削減されます。

まとめ

今回の事例は、単にAccessをクラウドへ移行しただけではありません。定期購読の更新管理・会員管理・顧客管理・販売管理・freee会計連携を一元化するとともに、広告管理については現場で定着していたExcelをそのまま活用する仕組みを採用しました。

今回の移行・カスタマイズで実現したこと
✅ Accessの課題(動作・同時利用・改修コスト)を解消
✅ 定期購読の更新業務を一括生成で効率化
✅ 広告管理はExcel運用をそのまま維持しCSVで連携
✅ 会員売上・広告売上を一つのレポートで一元把握
✅ 顧客管理・対応履歴・見積書対応を強化
✅ freee会計との連携で販売から会計まで一気通貫

すべてをシステム化するのではなく、現場で使いやすい運用は残しながら、販売管理や会計との連携によって業務全体を効率化する——それもiToneのカスタマイズ事例のひとつです。

AccessやExcelからの移行・一元化を検討している方へ

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