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工事が終わってから利益を確認すると、「思ったより利益が残っていなかった」というケースは少なくありません。原因は原価が増えたことではなく、工事中に利益を把握する仕組みがないことにあります。本記事では、その原因と見える化のポイントを整理します。
工事が終わるまで利益が分からない理由
建設業では、売上は把握している、見積書も作成している、請求書も発行している。それにもかかわらず「この工事でいくら利益が出ているのか分からない」というケースがあります。
理由は、売上と原価が工事単位で管理されていないことです。工事が完了して決算や集計を行うまで利益が分からない状態では、赤字工事に途中で気付くことができません。
材料・労務・外注費が見えなくなる原因
工事の利益を把握するには、材料費・労務費・外注費・経費という4つの原価を管理する必要があります。しかし実際には、管理方法が分散しているケースが多くあります。
情報が分散していると、「工事ごとに原価を集計できない」という状態になってしまいます。
予算がないと利益は管理できない
利益を把握するためには、実績だけでは不十分です。重要なのは比較対象となる予算です。
このように比較できれば「どこで利益が減ったのか」がすぐ分かります。しかし予算を登録していない場合は、利益が減った理由すら把握できません。利益管理の第一歩は、工事予算を持つことです。
日報と実績がつながっていない問題
多くの会社で日報は入力されています。しかし、誰が・どの工事に・何時間作業したのかが原価へ反映されていないケースがあります。
何時間作業したか
利益が出ているように見える
日報は単なる作業記録ではありません。利益管理を行うための重要な原価データです。
発注・仕入管理が利益を左右する
見積だけを管理している会社は多いですが、発注や仕入まで管理できている会社は意外と多くありません。
見積・発注・仕入・原価集計がつながって初めて、利益管理が可能になります。
工事ごとの利益を見える化するポイント
工事ごとの利益を把握するためには、見積から完成までの情報を一つにつなげることが重要です。理想的な流れは次のようになります。
この流れができると、現在の出来高・売上見込・原価実績・利益額・利益率を、工事進行中でも確認できるようになります。
まとめ
工事が終わるまで利益が分からない原因は、利益計算そのものではなく、情報がバラバラに管理されていることにあります。
利益を結果として確認するのではなく、工事中に管理できる仕組みづくりが重要です。これがつながることで、月ごとの出来高や利益率も把握できるようになります。
工事ごとの利益を見える化したい方へ
利益管理の改善方法に興味のある企業様は、お気軽にご相談ください。
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