お役立ちコラム

freee会計で見積・受注管理はどこまでできる?

会計ソフトで販売管理は可能なのか

freee会計には、見積書や請求書を作成する機能があります。

そのため、
  • 見積もfreeeで作れる
  • 請求書もfreeeで作れる
  • それなら販売管理もfreeeでできるのでは?
と考える会社も少なくありません。
しかし実際の業務では、見積作成と販売管理は同じではありません
ここでは、freee会計でどこまで見積・受注管理ができるのかを整理します。

見積書の作成は可能

freee会計では、見積書の作成機能があります。
例えば
  • 見積書の作成
  • 見積書のPDF出力
  • 見積から請求書の作成
といった基本的な流れはfreee会計でも行えます。
そのため見積書を作るだけであれば問題なく利用できます。

受注管理として使う場合の課題

販売管理では、一般的に
  • 見積
  • 受注
  • 納品
  • 売上
  • 請求
という流れで業務が進みます。
しかし会計ソフトは売上や請求など「確定した情報」を扱う仕組みです。
そのため
  • 受注済みの案件一覧
  • これから納品する案件
  • 今月請求予定の取引
といった途中段階の管理は少し分かりにくくなることがあります。

一部納品などの管理が難しい

販売管理では、次のようなケースもよくあります。
例えば
  • 10個受注して5個だけ先に納品
  • 残りは来月納品
  • 納品ごとに売上計上
といった一部納品(分納)のケースです。
また
  • 受注した数量
  • 納品済数量
  • 未納数量
といった管理が必要になる場合もあります。
こうした受注と納品の数量管理は販売管理システムでは一般的な機能ですが、
会計ソフトではそこまで細かい管理を想定していない場合があります

発注・仕入との連動が弱くなりやすい

販売業務では、
  • 受注
  • 発注
  • 仕入
  • 納品
  • 売上
という流れで管理する会社も多くあります。
例えば
  • 受注したら仕入先へ発注
  • 商品が届いたら顧客へ納品
  • 納品後に売上計上
といった流れです。
この場合
  • 受注と発注の紐付け
  • 発注残の管理
  • 仕入と売上の関係
などを把握する必要があります。
しかし会計ソフトの場合、
  • 売上
  • 仕入
といった会計処理の記録が中心になるため、 販売業務の流れとして管理する仕組みは弱くなりやすいという特徴があります。

実際の運用ではExcelを併用することも多い

その結果、現場では
  • 受注管理はExcel
  • 納品管理もExcel
という運用になることがあります。
つまり
販売管理はExcel
会計処理はfreee
という形です。
この状態になると
  • 二重入力
  • 確認作業の増加
  • 情報の分断
といった問題が発生しやすくなります。

見積機能と販売管理は役割が違う

freee会計の見積機能は請求書作成の前段としては十分便利です。
しかし販売管理としては
  • 見積の進捗管理
  • 受注管理
  • 納品管理
  • 発注・仕入との連動
といった 販売業務の流れを管理する視点 が必要になる場合があります。

まとめ

freee会計でも
  • 見積書の作成
  • 請求書の作成
は問題なく行えます。
しかし販売管理として考えると
  • 受注状況の管理
  • 一部納品の管理
  • 発注・仕入との連動
などは別の仕組みで管理した方が分かりやすい場合があります
これは会計ソフトと販売管理の役割の違いによるものです。

次の記事

freee販売が合う会社・合わない会社

freee会計には見積書や請求書の機能がありますが、
実際の販売管理としてはどこまで使えるのでしょうか。
現場の運用を踏まえて解説します。

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